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【不動産市況編②】千葉駅西口

【不動産市況編②】千葉駅西口

JR「千葉」駅周辺は、都市の国際競争力強化の観点から特に重要な地域として「都市再生緊急整備地域」に指定されており、複数の再開発が進行しています。

同駅周辺の象徴的な再開発といえば、まずは「千葉駅の建替え」(2016年開業)、次いで「東口再開発」(千葉駅東口地区第一種市街地再開発事業、2022年11月開業予定)ではないでしょうか。

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千葉駅東口はインフラも充実しています。鉄道では千葉都市モノレール、京成千葉駅があり、大規模施設ではペリエ千葉(駅ビル)、センシティ(オフィス)、そごう千葉店(オーロラモールジュンヌ)、C-One(店舗)などがあります。

また東口から千葉中央駅にかけては店舗が林立する繁華街になっており、県内有数の巨大な商圏となっています。

一方、今回の主役である「千葉駅西口」はというと、少なくとも筆者が前職の転勤で千葉に訪れた2010年頃は人通りは少なく、大規模施設もなく、東口との地域格差を感じていました。

ただし、その西口も今は再開発の進捗により変貌を遂げています。

めぼしい施設のなかった西口に、交通機能の分散や高度利用の促進、都市機能の更新などを目的として、最初に開発されたのが「ウェストリオ」(WESTRIO、2013年開業)です。

ウェストリオ

ウェストリオは千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業のうち「A工区」として開発され、オフィス2棟、ホテル1棟(ホテルサンルート)が建ち並びます。

また西口では、同再開発事業の「B工区」として「ウエストゲート千葉」(病院・店舗・住宅等複合ビル3棟、2020年3月竣工)が開業しました。

ウエストゲート千葉

さらに上記B工区の西側背後地では、2019年11月に「新千葉2・3地区第一種市街地再開発事業」が計画され、築年の経過したビルが取り壊され、現在は商業と集合住宅の複合施設2棟(N棟1,640㎡、S棟7,670㎡)の建設が進められており、2022年11月~2023年12月に完了予定となっています。

新千葉2・3地区第一種市街地再開発事業(N棟)
新千葉2・3地区第一種市街地再開発事業(S棟)

その他、JR千葉支社跡地(中央区新千葉1-3ほか)においても、大ホールを含む「新市民会館」が再開発されることが予定されています。同再開発が進めば、JR千葉支社跡地と東口そごう・西口が連動することになり、JR千葉駅周辺のさらなる活性化に繋がるでしょう。

このようにJR千葉駅周辺は、東口・西口で都市再開発事業が続き、それらが連動することにより大きく変貌を遂げようとしています。

<不動産市況編>

【不動産市況編①】千葉県
【不動産市況編②】千葉駅西口

<オフィス市況編>

【オフィス市況編①】千葉県
【オフィス市況編②】千葉駅
【オフィス市況編③】船橋駅
【オフィス市況編④】幕張新都心

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