私は2018年8月に不動産鑑定士として独立し、2022年に法人化、そして2023年は宅建業の開業にも至りました。現在、独立前は予想だにしなかった問題が発生しています。それは止むことのない全国各地からの営業電話です。

2021年にホームページを開設してから、営業電話が多くかかってくるようになったのですが、宅建業免許を取得してからは、その数がさらに増加しました。当社のホームページには複数箇所で「営業・勧誘・ネット集客のお電話はすべてお控えください。」と明確にお断りしております。しかし、その願いは空しく、日々、営業電話がかかってきます。個人で経営しているこのような小さな会社になぜ･･･いや、小さな会社だからこそ、営業のターゲットになるのでしょう。

例えば今日も、午前中に2件の営業電話を受け取りました。内容はどちらも「インターネットを使った集客サービス」。営業電話の多くはインターネット集客関連であり、同サービスを提供する会社が、世の中にこれほどあるとは思いませんでした。

ちなみにGoogleで「営業電話」で検索すると、「営業電話のかけ方」や「うまくいくコツ」などが紹介されたページがヒットします（求めているのはそういうことではない）。

これらの電話は、単に電話をかけられた方の時間を奪うだけでなく、日常業務の中断をもたらします。こちらとしては相手の顔も名前も知らない、サービス名も聞いたことがない。ましてや、初対面（というより対面もしていない）での電話で、どうして実際に会ったり、契約を結ぶと思えるのか、私は電話をかけられた相手方のことを考えると営業電話はできませんし、これまで一度もかけたことがありませんから、わかりません。

もちろん、営業電話も一つのマーケティングツールであることは理解しています。ただ、お客様や取引先と思って電話に出たところ、一方的なマニュアルトークを聞かされると、正直なところ、非常に辛いものがあります。

電話番号をHPから削除すれば解決すると思われがちですが、お客様からのご依頼を受けることもあるため、電話番号を掲載する必要があります。

当社は自らウェブサイトを構築し、直接お客様と繋がる方法で集客活動を行っています。当社の時間は、お客様や関係者とのコミュニケーション、サービスの向上に捧げたいと思っています。

どうか、営業のお電話はご遠慮いただきたいと、切に願っております。