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不動産鑑定士の車選び

不動産鑑定士の車選び

今回は力を抜いた軽めの記事を。

不動産鑑定士の仕事は大きく分けて、①鑑定評価書を作成する「デスクワーク」と、②対象不動産や取引事例などを見に行く「フィールドワーク」があります。

個人差はあるものの、両者の割合はだいたい「半々くらい」という鑑定士が多いのではないでしょうか。つまり、1日のうち半分は外出していることになります。

私は不動産鑑定士になってから、東京都と千葉県で活動してきましたが、外出時に移動する手段としては、東京(主に23区内)なら「電車」移動がほとんどでした。いや、ほとんどと言うか、全て電車移動でしたね。今思い返してみても、電車以外で移動した記憶がありません。

一方、千葉県ではもっぱら「車」移動が多くなりました。もちろん、駅近くの物件であれば電車でも移動するのですが、割合でいうと車が8割、電車が2割程度です。

今回の記事は、自分でも不安になるほど地味なテーマですが、「不動産鑑定士の車選び」というお話をしてみたいと思います。

役立つ情報というよりも、読み物として楽しんでいただければと思います。

実査で使う車選びのポイント

まず前提として、私は車に詳しいわけではありません。知識量として普通レベルでありますこと、ご了承いただけますと幸いです。

不動産鑑定の実査で使う車を選ぶ際のポイントは3つ。「大きさ」「乗りごこち」「燃費」が基本です。それぞれ深掘りしていきますね。

車の大きさ

いきなり恐縮ですが、私は免許を取得してから「25年間無事故無違反」であることが唯一の自慢です。

ただ、不動産鑑定の現場では対人事故ではないものの、「車のサイドをこすってしまった」ことが何度かあります。

これまで、サラリーマン鑑定士時代は「トヨタのプリウス」「トヨタのパッソ」「日産のディーダ」を、独立してからは「ホンダのフィット」「ホンダのフリード」の合計5台を社用車として使用してきました。

この中で「車をこすっていない」のは、2台しかありません。

つまり他の3台の車は、何かしらの形で傷を付けてしまったことがあります。サラリーマン時代に2回、独立してからは1回です。念のためですが、サラリーマン時代に車を傷つけてしまった場合、きちんと申告して始末書を書きましたので悪しからず。

これらは全て「狭い道を通るときに、車両のサイド部分をこすってしまった」というものです。

地方部の不動産鑑定の実査では、区画整理の進んでいないエリアなども見に行きます。対象不動産や取引事例によっては狭い道を通らざるを得ないケースも多々あるため、あまり大きな車は実査に向いていません。特に横幅は広すぎる車は注意が必要です。

今流行のトヨタのアルファードやハリアー、レクサスなどは実査に向いていないことは・・・言うまでもありませんね。私などフィットでもこすってしまいますから。

車の乗りごこち

不動産鑑定では「一日に数十件」の対象不動産や取引事例などを見に行くこともあります。

一日中車の運転をし、場合によっては一日100~200キロ走ることもあります。

また、地方部では田畑や山林の鑑定をすることがありますので、普通にあぜ道や林道も走行します。

そう考えると、乗りごこちも重要になってきます。

シートの堅い車だとお尻が痛くなってきますし、サスペンション(路面の凹凸を車体に伝えない緩衝装置)を備えた車が望ましいと思います。

車の燃費

上記で書いたとおり、一日100キロ以上走行することもよくありますから、車の燃費も地味にお財布に影響します。

サラリーマン時代は特に気にすることはなかったのですが(すみません)、独立してからはガソリン代も無視できません。積もり積もった費用が利益を圧縮してしまうこともあるため、なるべく燃費のいい車を選んだ方がいいと思います。

ただ、今の車はほとんど燃費がいいですからね。そこまで気にする必要もないのかなと思います。

終わりに

これから夏になり、地価公示が始まります。地価公示では1人の不動産鑑定士が20~30地点ほど担当しますので、県内狭しと車で走り回る不動産鑑定士が多くなる時期です。皆さま、ぜひ安全運転で行きましょう。

個人的な話で恐縮ですが、地価公示で千葉県野田市、柏市、我孫子市という県内北部を担当することになりましたので、千葉市に居を構える私にとっては、実査が毎回小旅行になってしまいました。

ただ、ドライブは好きなので、運転もエンターテイメントとして楽しみながら、元気に走り回りたいと思います。

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●編集後記

毎日、夜になると家族で集まってオリンピックを見るのが日課になっています。今回のオリンピックでは日本人選手が大活躍してますね。私自身も勇気をもらっていますし、息子、娘もがんばる選手を見て手を叩いて応援しています。

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