全国の不動産鑑定士による「令和5年地価公示」の調査が終わり、公表日も近づいてきました。

地価公示は例年3月下旬頃に公表されますが、公表まで数週間となったことから、地価公示について簡単にご説明しておきたいと思います。

地価公示とは毎年1月1日時点の土地価格を国土交通省が公表する、不動産の地価を示す指標です。これは、不動産の売買の参考になるほか、相続税や固定資産税の評価などにも指標として利用されます。

地価公示は全国の約26,000の地点で行われ、それぞれの地点での地価水準が公表されます。この地価水準はその地域の不動産価格を示す指標となります。

地価公示によって示される地価は、土地の面積や形状、周辺の環境、商業施設や交通などの条件によって異なります。また、都市部と地方部では地価の水準が大きく異なることがあります。

不動産の売却や購入、相続などの際には、地価公示などを参考にして適正な価格を把握することが重要です。また、地価公示は、不動産業界や金融業界などの経済指標としても利用されます。

地価公示は、以下の国土交通省のホームページで確認することができます。不動産に関する取引を行う際には、地価公示を参考にされてみてはいかがでしょうか。

地価公示： 【国土交通省】標準地・基準地検索システム