COLUMN コラム

不動産鑑定士と引っ越し

不動産鑑定士と引っ越し

数えてみると、人生でこれまで「10回」引っ越ししています。

引っ越しの理由は進学だったり、就職だったり、転職だったり、転勤だったり、結婚だったり、子供が生まれたり、独立だったりと様々です。ただ単に「あの街に住んでみたいから」という理由で引っ越したこともあります。

この引っ越し。不動産鑑定士になった今では「いろんな街に住んでみて良かったな」とつくづく思いますので、「不動産鑑定士と引っ越し」というテーマで書いてみたいと思います。

もしご興味がございまいたら、お付き合いください。

不動産鑑定士と引っ越しは相性がいい

不動産鑑定士と引っ越しは相性がいい
不動産鑑定士の仕事は、不動産を評価することです。

鑑定のご依頼をいただくと、まずは対象不動産が存する地域について調査を開始しますので、既にその地域に詳しいことは、大きなアドバンテージになります。

そして、その地域に詳しくなる一番の方法は、「その地域に住んでみること」です。

実際に住んでみると、「あ、ここにこんな抜け道があったのか」「ここが更地になってるな。何が建つんだろう?」「このお店が流行っているな。理由は何だろう?」など、新たな気付きが必ずありますよね。

その気付きが不動産の価格にもつながっていますので、不動産鑑定にとって大切な要素です。

思い浮かべてみてください。一度でも住んだことがある街は、鮮明に情景が浮かびませんか?

「いろんな街を知っている」という強みは不動産鑑定士にとって大きなアドバンテージなっています。

引っ越しは若いうちに

引っ越しは若いうちに
年齢を重ねるにつれ、荷物が増えたり、社会的な繋がりが増えたり、家族が増えたりしますし、一方で体力や好奇心は衰えていきますので、気軽に引っ越せなくなります。

論理的に考えて、年齢を重ねるとどうしても「デフェンシブ」になりますよね。守るべきものが増えるので当然のことですから、くれぐれも、それを否定している訳ではありません。誤解なきようお願いします。

私も40代になりましたし、サラリーマンを辞めて独立し、家族ができ、小さいながらも自宅を購入しました。フットワークは軽い方ですが、今すぐに引っ越しするのは・・・少し難しくなりました。

ですから、いろんな場所に住んでみるなら”できるだけ若いうちに”した方がいいのかなと思います。

特に「海外に住む」ことは、何も持っていない10代、20代の頃にしかできないと思います(もちろん、例外はあると思います)。私も一度は海外で暮らしてみたかったなと思いますが、今となっては難しくなってしまいました。

こういう言い方をすると「自分も歳を取ったな・・・」と思うのですが、自分の子供にはできるだけ多くの世界を経験してもらいたいと思います。

それが不動産鑑定士という職業じゃなかったとしても。できればフットワークの軽い10代、20代のうちに。

終わりに

終わりに
いかがだったでしょうか。

新しいものに出会うためには変化すること。環境を変えることは新しいものを発見するチャンスです。

不動産鑑定士をいう職業では引っ越し経験が大きなアドバンテージになりますが、別に不動産鑑定士ではなくても、「いろんな環境を知っている」ことは人生において貴重な財産になるのではないでしょうか。

今は新型コロナの影響でテレワークが浸透し、働くにも住むにも快適な環境を自由に選べる時代になりつつあります。また、ゆとりあるスペースのニーズが高まり、田舎にセカンドハウスを持つ人も増えています。

各個人の置かれている状況により難しい側面もあると思いますので、決して無理のない範囲で「いろんな場所に住んでみる」という選択肢も、考えられてみてはいかがでしょうか。

今回は以上です。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

【関連記事】 不動産鑑定士は仕事と育児の両立に向いてます




●編集後記

すっかり夏らしくなりましたね。我が家は生き物が大好きな5歳児と2歳児がいますので、カブトムシ、クワガタ、カメ、蝉、チョウチョ、トンボなど、週末はアミと虫かごを持って昆虫採集三昧です。

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