COLUMN コラム

茂原の挨拶習慣

茂原の挨拶習慣

固定資産税評価の標準宅地の実地調査のため、連日、茂原市内を歩き回っています。

調査する地点数が多いため、大抵朝から夕方まで、1日で10件から15件程度の物件を見て回るのですが、周辺地域(状況類似地域)の状況も含めて把握するため、可能な限り歩いて物件を回ります。

下校の時間に重なると、すれ違う小学生の大半が(ある地区ではすれ違う小学生の100%が)「こんにちわ!」と元気良く声をかけてくれます。

小学校の下校の時刻頃になると大抵、既に20km以上歩いているので調査に疲れてきているのですが(足腰も痛くなって来る頃)、こちらも「こんにちわ!」と大きな声で返事をしていると、親密な雰囲気を感じることができ、疲れも吹き飛ぶような気がします。

また横断歩道で一時停止した車に「ありがとうございます!」と運転手に深くお辞儀をしている小学生も見かけます(信号で停車している車にも同様にお辞儀をしている)。

茂原の挨拶習慣は小学生だけではなく、大人の方もすれ違うと挨拶してくれることがあります。

これまで日本中のいろんな市町村に訪れましたが、物件を見ていて「何をしているんですか?」と不審がられることはあるにせよ、このように頻繁に挨拶されることは稀ですから、茂原には「すれ違う人には挨拶すること」を喚起するような固有の風土が存在するのかもしれません。

いずれにしても「明るい挨拶、丁寧なお礼」を日々の生活の中に自然に組み込んでいる茂原の小学生を見て、癒されると同時に素晴らしい習慣だと思いました。

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