みなさんは「習慣化」について考えたことがありますか?毎日コツコツ続けることで、大きな成果を得られることがありますが、実際に「毎日続ける」というのは簡単なことではありません。今回は、私自身の経験を交えながら、「習慣化の力」についてお話ししてみます。
筋トレとの長い付き合い
私にとって一番の習慣といえば、筋トレです。気づけば20年以上、ほぼ毎日続けています。実は筋トレを始める前の20代前半の頃、私は身長184センチありますが体重がわずか60~62キロほどしかありませんでした。周りから「細いね」と言われることも多く、正直なところ少しコンプレックスを感じていました。
筋トレを始めてからは筋肉がつき、現在の体重は72キロ前後で安定しています。自分にとって一番バランスが良い体型だと感じていて(あくまで自分の中では、です)、おかげで体だけでなく、心の自信も得られました。基礎代謝も上がるので食べても太りにくくなりますし(お菓子とビールが大好きです)。
ジムに通っていた時期もありましたが、基本的には家での自重トレーニングがメインです。腕立て伏せやスクワット、腹筋などのシンプルなトレーニングを毎日少しずつ続けてきました。
筋トレが「やらないと気持ち悪い」状態に
筋トレを続けていると、気づけば「やらないと気持ちが悪い」という感覚になってきます。例えば、一日筋トレをしないと、寝る前になんだかモヤモヤして寝つけなくなるんです。「今日は疲れてるからいいや」と思う日も、結局は布団から出て腕立て伏せを始める自分がいます。
歯磨きをしないと気持ち悪くて寝れないのと同じように、この「やらないと気持ち悪い」状態が、習慣化の最大のキモだと思います。何かを続けるうえで、最初は意識して頑張る必要がありますが、一度この状態に入ると「頑張る」という意識すら必要なくなります。
不動産鑑定士の勉強で感じた習慣化の力
実はジョギングや水泳も時々行っていますが、これらは「続けたい」と思いながらも、やる時期とやらない時期が出てしまいます。筋トレほど習慣化できていないからでしょう。それでも筋トレのように習慣化できれば、きっと「やらないと気持ち悪い」状態まで辿り着けるはずです。
また、不動産鑑定士試験の勉強時も「習慣化」が鍵でした。当時、毎日12~15時間、365日間机に向かう生活を当たり前にしていました。最初は大変でしたが、1ヶ月も続けると「勉強するのが当たり前」になり、苦痛どころか充実感を得られるようになったのを覚えています。
習慣化がもたらす「謎の自信」
私が思うに、習慣化の最大の力は「自信」を生むことです。「ここまで続けられたんだから、他のこともできるはずだ」という謎の自信です。これは、挑戦のハードルを低くしてくれる魔法のようなものです。
例えば、習慣化を通じて「毎日コツコツ続けられる自分」を実感したからこそ、試験勉強、独立、事業運営など他の挑戦にも「諦めずやり続ければなんとかなる」と思えるようになりました。
もし何かを習慣化したいと思っているなら、まずは「毎日少しだけ」を目標にしてみてはいかがでしょうか。たとえ10秒でも、スクワット1回でも、どんなに簡単なことでも構いません。その小さな一歩が、未来の自分を変える第一歩になるかもしれません。
習慣化は最初が肝心ですが、一度軌道に乗れば、あとは自然と続いていくものです。続けることで、少しずつ自分の中に自信や変化が生まれます。私自身、まだまだ未熟な部分は多いですが、これまでの経験を通じて「習慣化の力」を実感しています。習慣化の先にどんな未来が待っているのか、一緒に楽しみましょう。