早いもので、今年も2週間が過ぎようとしています。
年始に立てた目標が、もう少し現実味を帯びてくる頃でもあり、「今年は何を大事にしようか」と自分に問い直すタイミングでもあります。
今年の目標は、「ファイナンシャルプランナー(FP)2級」を取得することにしました。
資格の話をすると「また資格か」と言われそうですが、私の場合は、肩書きを増やしたいというより、勉強で頭の中を“整理したい”という気持ちが強いです。
私は普段、不動産鑑定士として不動産の価格を扱っています。
ただ、鑑定の現場にいると、不動産だけで完結しない相談が当たり前に出てきます。相続、税、保険、金融資産、法人と個人の切り分け…。
結局のところ、価格は「暮らし」と「お金」と「制度」の交差点に立っていて、どこか一つだけ詳しくても、全体像がつかめないと判断がブレる。そんな場面が何度もあります。
ですから、今の私にとってFPの学びはぴったりだと思いました。
不動産を軸にしながら、相続や金融、保険、税までを“広く浅くでも体系的に”つなげて整理できる。現場知識を、きちんと筋道をつけて整理してくれる道具になる気がしています。
振り返ると、一昨年は「賃貸アパートの新規開発」を目標にしました。
これは、鑑定士として“外から評価する”だけではなく、“内側の運営”を自分の身体感覚として持ちたかったからです。実際に始めてみると、収支表では見えない手間や、修繕の判断、空室の不安、入居者・管理会社との距離感など、「価格の裏側」にある現実がたくさんありました。知識として知っていたつもりのことが、急に立体的になる感覚です。
そして昨年は、「賃貸不動産経営管理士」の資格取得を目標にしました。
実際のアパート運営を始めて、条文や制度が「試験のための暗記」ではなく、「揉めるポイントの地図」に見えてきた面もあります。資格勉強はなかなか大変でしたが、遠回りのようで、むしろ仕事の感覚とつながっていく瞬間がありました。
今年はFP2級を目標に置き、不動産を起点に、相続・金融・保険・税の関係を体系的に整理し直したいと思います。仕事でも自分の家計でも、「説明が筋道立つ状態」に戻しておきたい、というのが一番の理由です。
資格を取ったからといって、何かが劇的に変わるわけではありません。
でも、頭の中の地図が少し見やすくなり、相談者に対して「この順番で考えれば大丈夫です」と落ち着いて言える場面が増えるなら、それだけで十分価値があると思っています。
そう思うようになった背景には、昨年の経験もあります。昨年は独立してから一番忙しい一年でもありました。
仕事の量そのものもそうですし、資格試験の勉強もあり、さらに思いがけない家族や身内の怪我や病気なども重なりました。正直、「よく回したな」と思う半面、反省もあります。忙しさを理由に大事なものが雑になりそうで、何度か自分を立て直す必要がありました。健康や家族のことは、予定表の外側から急に割り込んできます。こういう年を経験すると、「計画通りにいくこと」より、「崩れたときに戻れること」のほうが大切なんだな、と身にしみます。
今年も、きっと想定外のことは起きます。
その前提で、目標はFP2級取得。
大きなことは言えませんが、やるべきことを一つずつ積み上げていこうと思います。