COLUMN コラム

転勤で来た千葉が人生の拠点に

転勤で来た千葉が人生の拠点に

不動産鑑定士として独立してから、気がつけば8年目に入りました。
そして、千葉に住んでからは、今年で17年目になります。

もともと千葉とはまったく縁もゆかりもありませんでした。
当時は東京の本社勤務をしていたサラリーマンで、突然の転勤命令で(転勤はいつも突然ですが)千葉に引っ越すことになりました。
当然、右も左もわからない中でのスタートでしたが、まさかこの地にこんなに長く住むことになるとは、当時の自分には想像もできなかったことです。

振り返ると、私は兵庫で18年、京都で4年、東京で10年、そして千葉で16年を過ごしてきました。
間もなく、人生で一番長く暮らす場所が「千葉」になります。
そう考えると、千葉はすでに私にとって“第二の故郷”といえる存在になっているのかもしれません。

仕事柄、千葉県内のあらゆる市町村を車で駆け回っています。
「この市町村には行ったことがない」という場所は、おそらくもうないと思います。
風景や街並み、地元の方々の言葉や空気感まで、千葉という土地の持つ魅力を肌で感じながら、仕事をさせていただいています。

今どき「都落ち」なんて言葉を使う方はほとんどいないと思いますが、東京から千葉に移る際、友人に対して自嘲気味にそんな言葉を口にした記憶があります。

そもそも「都落ち」とは、平安時代の京都を中心とした都から地方へ落ち延びることを指した言葉で、失脚や左遷のようなニュアンスを含んでいました。ただし、地方への移住がごく自然なライフスタイルの一つとして定着した現代においては、この言葉自体が時代遅れになりつつあるのかもしれません。
もちろん、私にとっての千葉への転居は、結果としてそのようなものではまったくありませんでした。

むしろ、仕事にも家族にも恵まれ、自分自身の人生の大きな転機となった場所です。
家族と過ごす時間、地域に根ざした仕事、都市と自然が共存する暮らしやすさ。
そうした日々の積み重ねが、「この地に住んで本当に良かった」と思わせてくれています。

これからも千葉という土地に根ざしながら、不動産鑑定士として、地域の皆さまのお役に立てるよう、日々精進していきたいと思います。

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