COLUMN コラム

「忙しい」という文字は「心を亡くす」と書く

「忙しい」という文字は「心を亡くす」と書く

不動産鑑定を生業としていますが、ありがたいことに仕事が軌道に乗り、忙しい日々を送っているとともに、多くのお客様に支えられていることに深く感謝しています。

収入の安定したサラリーマン鑑定士を辞めて独立する、ということにはそれなりのリスクを伴いましたが、それによって自分の時間を自分でコントロールできるようになったのは大きな利点です。しかし、仕事の依頼が集中することもしばしばあり、常に計画通りに事が進むわけではありません。

忙しさが増すと、心に余裕がなくなることが明確にわかりました。「忙しい」という文字は、「心を亡くす」と書くように、本当に大切な何かを見失ってしまう恐れがあります。忙しさのあまり、親しい友人や親族がくれた連絡に対する返事が滞ることもあり、そうした大切な人々への義理を欠いてしまう自分に気づくと、心はさらに重くなります。幸いなことに、これまで築いてきた信頼関係は崩れていないものの、彼らがどれほどの支えとなっているか、あらためて感じます。

特に忙しい時期の営業電話もストレスの源となることもあります。弊社はホームページで「営業電話を控えてください」と明記しているにもかかわらず、その声が届かず「ホームページを見て電話しました!」との虚しいやりとりにフラストレーションを感じることもあります。

今年は不動産投資など、新たな領域を探求してみたいと思っています。しかし、そこに踏み出すための時間的余裕がまだ確保できず、これが現在の大きな課題です。

独立し、「自分で仕事を作れる喜び」と「心の余裕」。両者のバランスを学んでいる今日この頃です。

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