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不動産鑑定士試験の合格に必要な勉強時間

不動産鑑定士試験の合格に必要な勉強時間

「不動産鑑定士を目指してます。どのくらい勉強すればいいですか?」

という質問をいただくことがあります。私はすべての鑑定士受験生を応援してますので、ぜひがんばって合格していただきたいと思います。

不動産鑑定士試験は、1次試験(短答式)と2次試験(論文式)があります。個人的な話をさせていただくと、私は1年目に1次試験に合格し、2年目で2次試験に合格しました。1年目はサラリーマンをしながら、2年目は会社を退職し、受験に専念しました。

もちろん、個人差もありますし、人によって勉強方法も異なります。あくまで一個人の意見として、何かの参考になれば嬉しいです。

不動産鑑定士試験の勉強時間

不動産鑑定士試験の勉強時間
私は資格試験の専門学校に通って勉強をしていました。授業以外でも、学校の自習室で勉強することが多かったです。

私の不動産鑑定士試験のトータルの勉強時間をざっくり計算すると、5,100時間です。

サラリーマン時代1日4時間×180日=720時間
受験専念時代1日12時間×365日=4,380時間
合計720時間+4,380時間=5,100時間


※サラリーマン時代は、平日と土日祝日で勉強時間が異なるため、平準化しています。

実際はもう少し多かったと思いますが、だいたいこのくらいです。

試験勉強本や資格試験の専門学校のWEBサイトでは、「2,000~3,000時間の勉強で合格できますよ」と書かれているのを見かけますが(それでもかなりの時間ですが)、正直、私は最低でも5,000時間は勉強しないと、合格は厳しいんじゃなかなと思います

中には確かに、2,000時間の勉強時間で合格される優秀な人もいますが、そういう人は極一部。私を含めて普通の人は5,000時間は必要だと思います。不動産鑑定士の2次試験には、鑑定理論、演習、民法、経済学、会計学の5つがありますので、それぞれ1,000時間ずつ時間をかけるイメージです。

専門学校で周りの受験生を見ていても、受験専念であっても1年で合格する人は稀で、あくまで私の肌感覚ですが毎年100人前後の合格者のうち、2~3人ではないでしょうか(詳しく調べたわけではありません)。

特に社会人で働きながらだと、1年で合格するのはかなり難しいと思います。これまで不動産鑑定士に数百人会ってきましたが、働きながら1年目に合格した人を見たことがありません。私レベルの凡人ですと、絶対にあり得ないとさえ思ってしまいます。

それほど難しい試験です。

不動産鑑定士試験は宅建の延長だとよく言われます。確かに、私も不動産鑑定士試験の前に宅建試験から始めました。ただ、宅建試験の勉強時間は合格まで200時間程度でした。ですから、不動産鑑定士の勉強時間は宅建の25倍です。不動産鑑定士と宅建は、難易度も勉強時間も桁違いです。

勉強時間の捻出方法

勉強時間の捻出方法
この試験は5,000時間は勉強しないと合格は難しいと書きました。

5,000時間を作れる人は世の中にほとんどいませんから、ほとんどの人が途中で挫折します。逆に言うと、5,000時間を作って勉強し続ければ合格する、とも言えます。

では、勉強時間5,000時間を捻出するにはどうすればいいのでしょうか。

確かに、なかなか難しいとは思いますが、私は次の3つが大切だと思います。

●仕事を辞める
●周りの人に言いふらす
●覚悟を決める

それぞれ深掘りしていきます。

仕事を辞める

合格率を高めるには、仕事を辞めて専門学校に通い、勉強に専念するのが近道です。

「それができないから困ってるんだよ・・・」という声が聞こえて来そうですが、人生はトレードオフです。何かを得ようとすれば、何かを犠牲にしなければなりません。

専門学校に通っていた私の受験仲間も、誰もが他の何かを犠牲にして、人生をかけて挑んでました。私も1年目の2次試験で不合格になったとき、サラリーマンのままだと絶対に受からないと悟り、2年目は会社を辞め、背水の陣で試験に挑みました。

もちろん、無理にとは言いませんし、実際に難しい方もいらっしゃることを重々承知のうえで、効率的に考えると、できるのであれば受験に専念できる環境を作って、短期間で一気に合格してしまうのが一番かな、と思います。

周りの人に言いふらす

「水は低きに流れ、人は易きに流れる」という言葉があります。簡単に言うと、人は楽な方、楽な方に流れてしまうということです。

であるならば、楽な方に流れないような仕組みを作ればよいのです。

あなたの周りの人に「不動産鑑定士試験に挑戦する。そして合格する。」と言いふらせば、勉強せざるを得なくなります。

それは親しい人であればあるほど効果があります。その人の信頼をなくさないように必死になるでしょうから。

人は怠けものです。一人でがんばると、ついサボってしまいます。周の人も巻き込んで、勉強せざるを得ない環境にしてしまいましょう。

覚悟を決める

もうお分かりかと思いますが、本記事では受験テクニックなことは書いてません(私が試験に合格したのは、もう10年以上前なので、受験テクニックはそもそも忘れています。期待して読まれた方、ごめんなさい!)。

「覚悟を決める」と書くと精神論のように聞こえるかもしれませんが、不動産鑑定士のような難関試験は、結局のところ「絶対に合格する」という気持ちが大切です。

私の例ばかりで恐縮ですが、私は受験専念で都内に一人暮らしをしてましたので、不合格という選択肢はあり得ない状況でした。私には、合格するしか道がなく、それが覚悟につながりました。

非科学的な書き方で申し訳ありません。ただ、まずは、迷いを断ち切ることから始まる、という意味で書かせていただきました。

まとめ

3つのポイントを書きましたが、ようは、「やると決めて勉強せざるを得ない環境を作ってしまいましょう」ということです。

人の能力に大差はありません。

私も勉強が得意な方ではありませんでしたし、暗記力もまったく自信がありませんが、とにかく時間をかけて勉強のみに打ち込むことで、何とか合格できました。

確かに不動産鑑定士試験は非常に難関で、途中で挫折する人がほとんどです。

ただ、この試験は時間をかければ合格できます。ならば諦めなければ、いつか必ず合格できます(と私は思います)。

論理的に考えても、合格に必要なのは「覚悟と環境」だと私は思います。

受験生の皆さん、応援してます。

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