COLUMN コラム

共同住宅の上棟を迎えて

共同住宅の上棟を迎えて

10月29日、千葉市中央区で進行中の共同住宅建築プロジェクトが無事に上棟を迎えました。この日は生憎の雨で少し肌寒さも感じましたが、それでも現場には力強いエネルギーが満ちていました。朝早くから集まってくださった職人さんたちは、一切の妥協を許さず、次々と柱を吊り上げ、緻密に組み上げていきます。その姿には、ただただ感謝の気持ちと敬意が湧き上がりました。

現場写真:2024年10月29日時点

今回、物件の紹介から建築プランまで、一貫して一緒に検討してくださった不動産業者の方もわざわざ足を運んでくださり、上棟のお祝いまでいただきました。このような関係が築けたことも、本当にありがたく、心から嬉しく思います。不動産の仕事をしていると、数字や書類上のやり取りに終始しがちですが、こうした現場での直接的なやりとりこそが、私にとっては何よりも大切な瞬間です。

現場写真:2024年10月29日時点

完成は来年の2月を目指しており、4月からの入居に向けて順調に進めていく計画です。新生活をここで始める方々に喜んでもらえるような、安心して住める場所になることを願いながら、これからも丁寧に作業を進めていきます。翌日の10月30日には天候が回復し、31日に再度現場を訪れたときには、すでに3階部分と屋根もできており、建物がその形をしっかりと見せ始めていました。進捗を見るたびに、建物が少しずつ成長しているような感覚があり、完成が待ち遠しく思われます。

現場写真:2024年10月31日時点

さて、今の不動産市場についても少し触れたいと思います。日本の住宅市場は、少子高齢化と都市集中が進む一方で、近年の物価上昇や資材費の高騰もあり、難しい局面に直面しています。都市部では依然として住宅需要は強いものの、地方都市や郊外での需要減少が顕著になってきており、これからの物件開発には柔軟な対応が求められています。物価高から実質賃金が減少しており、特に若い世代のライフスタイルに即した物件(賃貸用共同住宅)作りが、ますます重要になってくると感じます。

このような背景の中で、今回の共同住宅もその一環として、好立地かつ住みやすさや利便性を兼ね備えた物件として提供できることに自信と誇りを持っています。しかし、同時に、周囲のサポートなしには成し得ないことを痛感しており、その思いが一層強まっています。これからも謙虚な姿勢で取り組み、ここに住んでくださるお客様と共に、この不動産の未来を築いていきたいと思います。

上棟祝

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