10月4日に、弊社が手がけている賃貸用不動産の建築現場に、差し入れを持って見学に行ってきました。現在、基礎工事が進行中で、ここまでの工程も順調に進んでいます。
まず、簡単にこれまでのおさらいをします。最初に行われたのは「地盤改良工事」です。これは建物を支える地盤を強化するための作業です。その後、「根切(ねぎり)」という作業で基礎を設置するために地面を掘り下げ、次に「砕石(さいせき)」を敷き詰めて地面をさらに安定させました。これによって、しっかりとした基礎を築くための準備が整いました。
続いて、「捨てコンベース打設(だせつ)」という工程が行われました。これは基礎工事の精度を高めるために、薄い層のコンクリートを敷く作業です。これにより、基礎を正確に配置するための基準が作られます。
その後、鉄筋を組む「配筋」作業が行われました。これはコンクリートの強度を高めるための重要な工程です。配筋が完了すると、「配筋検査」によって、鉄筋が正しく配置されているかが確認されます。続いて、基礎の外周に型枠(金属の枠)を設置し、その中にコンクリートを流し込む「コンクリート打設」が行われました。
10月4日の現場では、鉄筋がしっかりと組まれ、基礎の外周に型枠が設置され、その中にコンクリートが流し込まれている状態でした。コンクリートは「養生(ようじょう)」といって、適切な湿度と温度を保ちながら乾燥され、強度を増していきます。養生が終わると、型枠が外され、次の工程に進みます。
次に行われるのは「雑コン打設」です。雑コンとは、基礎工事の最終段階で行われる簡易的なコンクリートで、細かい部分を補強したり仕上げを整えたりするために使用されます。これにより、基礎の安定性がさらに向上し、いよいよ基礎工事が完了します。
基礎工事が完了すると、次は「足場仮設」に入ります。これは建物の本体工事を進めるために必要な足場を組む作業です。
工事が少しずつ進んでいく様子を見守る中で、完成がますます楽しみになってきました。引き続き、工事の進捗を見学しながら、建物の完成を目指して進めてまいります。