本日、弊社で手がけている賃貸用住宅の建設工事現場を見学してきました。差し入れを持参し、現場の進捗を確認しましたが、現在は「地盤改良工事」の真っ最中です。現在の工程として、「根切り」、「砕石敷き」、「捨てコンベース打設」といった基礎作りの重要な作業が進行中で、次の段階では「配筋作業」に入る予定です。
工事現場は職場からも比較的近く、定期的に進捗を確認できるのが嬉しいところです。10月15日には上棟式を予定しており、それに向けてさらに工事が本格化します。上棟の日にはまた現場を訪れ、建物の骨組みが立ち上がる瞬間を目にしたいと考えています。
建築工事における「根切り」、「砕石敷き」、「捨てコンベース打設」
現在行われている工事は、建物の基礎部分をしっかりと作るための準備段階にあります。これらの作業は、建物が安全で長く使えるように、地面を整備して安定した基礎を築くために非常に重要です。
- 根切り:建物を建てるために、設計に従って地面を掘り下げる作業です。基礎の部分がしっかりと地盤に接するように、決められた深さと幅で掘削します。
- 砕石敷き:根切り後に、地盤の上に砕石(小さな石)を敷き詰める工程です。これは、地盤の排水性を向上させ、基礎が均一に沈下しないようにする役割があります。
- 捨てコンベース打設:砕石の上に薄くコンクリートを打設する作業です。この捨てコンは、基礎を作る際の正確な位置決めを行うために使用され、基礎工事のスムーズな進行をサポートします。名前の通り「捨てコンクリート」とも呼ばれ、強度は求められていない仮のコンクリートです。
次に進む「配筋」
地盤改良工事が完了した後、基礎工事はさらに進み、「配筋作業」に入ります。この2つの作業は、建物の基礎を強化するために欠かせない工程です。
- 地盤改良工事:もし地盤が弱い場合、建物の安全を確保するために地盤そのものを強化する作業が必要になります。地盤改良には、地盤の表層部分を改良する「表層改良」や、深い地層まで届く杭を打ち込む「鋼管杭打ち」など、複数の手法があります。
- 配筋作業:これは、コンクリートの中に鉄筋を配置する作業です。コンクリートは圧縮には強いものの、引張り(引っ張る力)に弱いため、鉄筋を組み込むことでその欠点を補います。この配筋作業によって、基礎が強固になり、長期間にわたって建物を支える役割を果たします。
今後の工程の流れ
今回の賃貸住宅の建設において、最初に行われているのが地盤改良工事です。地盤がしっかりと強化された後、根切り、砕石敷き、捨てコンベース打設といった基礎を作るための準備が進行します。
この一連の作業が完了した後、配筋作業が行われ、基礎コンクリートが流し込まれます。こうして建物の基礎が完成し、10月15日には上棟が行われ、建物の骨組みが立ち上がる予定です。
工事は順調に進んでおり、これからさらに進化していく現場を見るのが楽しみです。